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新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


“2022年への期待“

コロナ禍の3年目が始まりました。と同時に変異株オミクロンの拡大と新規コロナ感染者の増加が21年の暮より、徐々に進行し、1月5日には日本全国の新規感染者は一気に2600人台と前日の倍増となりました。

去年の7月、8月の東京オリンピックの開催時期に一致して、日本では第5波が起こり、医療崩壊寸前までいきました。
自宅療養にて適切な治療を受けられなかった患者さんもたくさん出ました。
以後10月から幸運にも新規感染者は減少傾向となり、1日あたり100人から200人前後で落ちき、このままコロナは終息するのではとの淡い期待もありました。

一方でイギリス、フランスでは年末以来、1日あたりの新規感染者数は20万人近くまで増加し、アメリカでは1日あたり100万人以上となり、オミクロン株の占める割合もほぼ100%と急速にデルタ株に置き換わっています。
ヨーロッパ、アメリカのこの傾向がいつ日本にやってくるか心配していました。
日本だけがこの傾向から逃れることはできるはずがないと思っていました。

変異株オミクロンは、いまのところどんなウイルスか?解らない点が多く得体がしれません。
感染力が強い事は以前から言われていました。
確かに、各国でのオミクロン株の広がりの速さ、デルタ株からの置き換わりの速さを見ているとそうかもしれないと感じます。
病原性(重症化)は少ないとの報告が多いように思います。オミクロン株は上気道にとどまり、肺まで深く到達しないため肺炎を起こすことは少なく、咳、咽頭痛など上気道炎(=風邪)でとどまるとの考えです。
実際にヨーロッパ、アメリカでオミクロン株が急拡大しているのに、重症患者は以前ほど増加していません。
また、イギリス、アメリカの政府も、ロックダウンなどの特別な対策を示しません。
これは、季節性のインフルエンザに近いとと判断しているのでしょうか?
経済を優先して、強い対策に躊躇しているのでしょうか?
はっきりしませんが、今後の感染者数増加や、医療の逼迫の程度で判断できると思います。

そろそろコロナ禍を脱出したいと誰もが考えていると思います。
自由にせめて日本中ぐらいは歩きたいと思っています。
このような日が早く来るように、基本的な感染対策が必要なのかもしれません。
いい年になりますように。