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ワクチン情報

1)季節性インフルエンザワクチン
毎年9月から予約が始まり、10月から接種が各医療機関で始まります。
昨年(2020年―2021年)、インフルエンザの大流行はありませんでした。
大流行の時には日本中で1500万人前後の感染者が出ますが、4-5万人程度にとどまりました。
マスク、手洗い、3密を避けるなど、最近の私たちの生活様式が感染を抑えたのか?コロナウイルスの流行がインフルエンザの流行を抑制したのか?はっきりしません。
しかし、今年も多くの人が季節性インフルザワクチン接種を希望して見えます。
昨年と同じように予約の電話は多かったです。
国は季節性インフルエンザワクチンを十分に供給しようと考えていない面があります。
今年は各医療機関への配給が減らされています。

2)おたふく、日本脳炎ワクチン
今年の初めごろから、両ワクチンとも製造会社からの供給が減少しています。
ホームページでもお知らせしましたが、おたふくは供給量に応じて患者さんに連絡し接種している状況です。
日本脳炎ワクチンは3回接種しますが、初めの2回(3歳児に接種)を優先して接種し、3回目は少し待っていただくことになります。
7歳までに接種すれば、公費で接種できます。急がなくてもいいです。

3)3回目のコロナウイルスワクチン
国はすでに3回目の接種を医療従事者、高齢者から始めることを考えています。
国連は、まだ2回の接種さえできていない国が多くある中、3回目は控えるように言っています。
また専門家の中にも、3回目はあわてる必要はないとの考えもあります。
2回接種し2週間以上たった人が、コロナウイルス感染症に罹患することをブレークスルー感染といています。
世界で2回接種が60%以上に達した国でも、コロナウイルス感染が再度上昇し、早急な3回目の接種が必要との考えが出てきました。
しかし、2回接種をしていれば、たとえ感染しても重症は免れ、死亡率も明らかに低値です。今後どのような方向へ行くのか?難しい判断です。

4)子宮頸がんワクチン
2013年12歳から16歳の女児に子宮頸がんワクチン接種が推奨されましたが、いろいろの副作用が出て、2か月でワクチン推奨は取り下げられ、接種率が下がったまま今日まで来ています。
子宮頸がんは毎年1万人ぐらいの女性が発症し、3000人が亡くなっているとのことです。
産婦人科学会、小児科学会は早期に国は子宮頸がんワクチンの推奨を再開することを提案しています。なかなか前進しません。
早期の再開が期待されます。