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新型コロナウイルスの第2波

1)新型コロナウイルスが日本でも再び蔓延する中、毎年初夏に流行する夏風邪、手足口病、ヘルパンギーナはほとんど見られません。
それぞれ100分の1、10分の1に減少しているとのことです。
これは、コロナ環境のため、マスクを着け、社会的距離を保つ生活様式が、夏風邪ウイルスの広がりを抑えているのではと考えられています。
もう1つは、私の勝手な想像ですが、1つのウイルス、今はコロナウイルスの事ですが、
蔓延していると他のウイルスは引っ込んでしまうのではないかと以前から思っていましたが、今回もこれが当たっているのではと密かに考えています。
この考えが正しいとすると
今年の冬にコロナウイルスと季節性インフルエンザが同時に流行し、医療機関は大変なことになると専門家がたびたびTVで言っていますが、このような同時に2種類のウイルスが大流行することは無いと言うことになります。どちらが正解か、この冬にわかります。
私は、同時に2種類のウイルスが大流行することは無いと考えていますが、しっかりとした根拠はありません。
何となく今までの流行から漠然と思っていました。

2)コロナウイルスの第2波がすでに世界中で始まっていますが、ウイルスの専門家は言いました。
“SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)でも見られたように、コロナウイルスもおそらく第1波が最も病原性は高いのではないか。”と。
第2波では、20代、30代の若者が感染者の70-80%を占め、その後徐々に、40代、50代が増加しています。
今は若い世代が多いため、重傷者が少なく見えるのか?ウイルスそのものが軽症化、病原性低下しているのか?
個人的にはウイルスの病原性が低下していることを期待しているのですが、今後の研究が明らかにしてくれると思います。
コロナウイルスが少しずつ変異して、季節性のインフルエンザのような存在になって行けば共存が可能となります。
新型コロナウイルスは感染し、発症し、治療によりウイルスが消失しても、呼吸困難、息切れ、咳、倦怠感が長く続く患者さんがいるようです。
季節型のインフルエンザは小児では時に急性脳症を発症し命にかかわり重症ですが、普通は一過性の感染症で、いつまでも尾を引くことは少ないようです。
症状がすっきり治らない点も少し気になります。