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発熱患者さんのクリニック受診について

2020年1月以来、新型コロナウイルス感染症が世界的中に広がり、今のところ(現在1月3日)治まる気配がありません。
世界では新型コロナ感染者は8000万人以上、死者は180万人を超えています。
日本も第3波の真っただ中にいます。感染者数は24万人を超え、死者は3000人以上です。
大都市では医療崩壊がひっ迫している言われています。

今までなら、熱が出てクリニックを受診するのは何の問題もなかったのですが、今は熱で、クリニックに受診していいのだろうかと躊躇されている患者さんも多いのではないかと思われます。
クリニックによって、いろいろ違いはあると思いますが、本院では次のように発熱患者さんに対応しています。

受診されたら、玄関のインターホンで熱があることを申し出てもらいます。看護師が問診表をもっていきます。
問診表には、熱が何度?などとともに、両親、家族の健康状態、両親の職場のコロナ感染者の有無、ここ1-2週間の行動、東京や大阪、名古屋への出張、旅行などの有無。子供の学校のコロナ感染者が出ているか?などを見て、通常の診察室で診察するか、車で待っていただいて診察するか判断します。(診察場所トリアージと言います)。
診察側は、マスク、手袋、フェイスシールド、防御服を着用ます。診察前後の手のアルコール消毒をします。
患者さんから新型コロナウイルスのPCR検査希望があれば、本院でも唾液検査はできます。しかし慣れてないこと、西尾市では、コロナ感染症がそれほど多くないことも考えて、慣れている市民病院へ紹介しています。
現在まで2人希望者があり、検査を依頼しました。2人とも陰性でした。

小児のコロナ感染者の多くは家族内感染であり、大人から、おそらく両親から感染しています。
従ってお父さん、お母さんの周囲にコロナ感染者がいない時、小児がコロナ感染者になる可能性は低いと考えています。

医師会は、クリニックに防御服、マスク、手袋、フェイスシールドなど感染対策器具を無料で提供しています。
すべてのクリニックが、病院が新型コロナウイルス禍にあっても、発熱患者診察を避けることなく、受け入れて診察し、時にはコロナの検査もすることを期待しているからだと思っています。

100年前のスペイン風邪も終息に2-3年間かかったと聞きます。今年はオリンピックもあります。早くコロナが治まって自由に出歩ける日が来ることを願っています。