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新型コロナウイルスワクチンの集団接種

西尾市では5月10日からコロナウイルスワクチンの集団接種が始まりました。
前回紹介しましたが、5か所の会場(吉良支所、勤労会館、看護学校、文化会館、コンベンション)で、ほとんど毎日、どこか2か所で接種が行われています。

私は、5月15日(土曜日)、5月29日(土曜日)の2回、吉良支所でのコロナウイルスワクチン接種に参加しました。
1会場で、医師が2名、問診票のチェックをして、今日、ワウチン接種が可能か判断します。
看護師が4名で、実際にワクチン接種が行われます。今は65歳以上の高齢者が対象です。

15日の1回目、29日の2日目とも接種対象者は210名で、1回目は出席率、100%、全員が接種されました。
29日の2回目は208名が接種し、2人がキャンセルとのことでした。余った2人分のワクチンは市の職員に接種されました。
報道では、余ったワクチンを廃棄した例があったようですが、西尾市では、身近な市職員に接種するルールがあるようです。

コロナウイルスワクチンの接種に見える方は、当然と思われますが、ワクチン接種に非常に積極的で、是非接種したいとの意気込みが伝わってきました。
問診の中に、かかりつけ医から今回のコロナウイルスワクチン接種をいいと言われましたか?の設問がありますが、ほとんどの方が”はい”にチェックがあり、中には当日電話で聞きましたと言われた方も見えました。
この項目は、予診票をチェックする側にとっては、非常に重要な情報で、これが”はい”なら、あとは今日の体調がよければ接種に問題なしとなります。

菅総理は、1日当たり100万人の接種をしたいとの考えがあります。
今のところ、1日当たりのワクチン接種者は、せいぜい50万人レベルです。
今後倍に増やす必要があり、日本中の役所はハッパがかけられていると聞きます。
集団接種と近いうちに始まる個別接種(各医療機関での接種)に加え、大規模集団接種が、大阪、東京、名古屋などで始まっています。1日数千人の接種を目指しているようです。

高齢者の接種が7月一杯で終了し、次は基礎疾患のある人、その次が一般のひととなる予定でしたが、最近、厚労大臣は、基礎疾患のある人と、一般の人を同時に接種を開始したいとの発言が出ています。
ワクチンは十分にあるようです。
従って、接種する体制、接種する人をいかに確保するかが問題になっています。
歯科医師の動員も考えられています。
オリンピックは開催されるかはわかりませんが、ワクチン接種を速やかに終了し、オリンピックが開催できる状況を作りたいと懸命の努力が続いています。