よこやまこどもクリニック

西尾市今川町 小児科・アレルギー科 よこやまこどもクリニック

〒445-0063 愛知県西尾市今川町大城43-1
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お知らせ

抗生物質(抗生剤)について

薬の抗生物質(抗生剤)は患者さんの中で、“いい薬”の感覚が根強くあります。
時に抗生剤を希望せれるお父さん、お母さんが見えます。しかし、このように抗生剤を希望される患者さんは減少していると思います。多くの薬は良い面と副作用の面があります。最近は抗生剤の使い過ぎを考えなおそうとの動きが起こっています。
私もいいことだと感じています。今回は毎日新聞の社説に掲載された1文をそのまま載せました。読んでみてください。

“抗生剤のリスク”
“安易な使用は見直したい”     毎日新聞(1月26日)の社説

抗生剤(抗菌薬)が効かない“薬剤耐性菌”による死亡者が、全国で少なくとも年間8000人以上いるとの推計結果が出されました。
国立国際医療研究センター病院(東京)などの研究チームが昨年12月、代表的な2種類の耐性菌について2017年の国内死者数を推計した。全国規模で初のデータだ。抗生剤を飲むと、耐性がない菌が死滅する一方で、1部の耐性を持つ菌が生き残り増殖する。院内感染が問題になったが、最近では日常生活における感染も増えている。肝心なのは、抗生剤の安易な使用をやめることだ。特に、風邪の原因のほとんどは抗生剤が効かないウイルスであるのに、処方されるケースが少ないくない。関係学会などが診療所を対象にした調査では、風邪の診断で患者が抗生剤を希望した場合、“説得しても納得しなければ処方する”と半数が回答した。“患者の希望通り処方する”も1割強いた。
成人を対象とした内閣府の19年度調査では、抗生剤が“風邪やインフルエンザの原因となるウイルスには効かない”と正しく答えたのは4割弱にとどまる。
一方、細菌感染で抗生剤が処方された場合は、きちんと飲み切らなければならない。細菌が死滅せず、体制を獲得しやすくなるからだ。
日本では子供への処方が多いことも問題だ。厚生労働省は昨年末、医療機関向けの適正使用の手引きを改定し、乳幼児への対応を追加した。
その中で、風邪や急性副鼻腔炎では、抗生剤を投与しないことを推奨している。細菌感染を合併しないために抗生剤を予防目的で投与することも、やめるよう促している。風邪は本来、きちんと休むことで自然に治るものだ。ただ悪化した場合は、再度の受診が必要で、こうした点を含めて、医師が患者に十分説明することが大切だ。
政府は20年までに抗生剤の使用量を、13年の水準の3分の2にする目標を掲げている。18年の実績は1割減にとどまる。医師には節度ある処方が求められるが、患者に正確な知識を広げる努力も欠かせない。

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。本年もホームページの記事、ご愛読お願いします。

初めに、年末、年始クリニックを受診された患者さんの状況についてです。
インフルエンザは減少しています。9日間の長期の休みで、流行が収まったのかもしれません。昨年のインフルエンザの流行は例年に比べ1-2か月ほど早かったので特徴ですが、流行の規模は小さかったようです。印象として、流行の地域が限局していて、患者さんの多かった小学校とそうでない小学校が極端に分かれていたと思います。駅やスーパーなど人混みの中での感染は少なく、周囲にインフルエンザの患者さんがいない人は、検査で陰性に出ることが多いと感じていました。これは流行が小規模にとどまったことを意味していると思われます。しかし、まだこれからも流行が拡大する可能性はあります。
また、年末にはリンゴ病も流行していました。リンゴ病が流行するのは珍しいことです。症状は両側のほっぺが寒い冬の朝のように赤くなり、両側上腕や太ももに発赤を認めます。かゆみを訴える子もいますが、無症状で経過する子もいます。原則治療は不要です。熱を伴う子はほとんどいません。パルボウイルス感染症です。皮疹は時に1か月以上つづくことがあります。

“小児科の立場から、小児科の上手なかかり方”

①小児はまづは小児科を受診する。 
小児は発育(身長、体重の変化など)、発達(ハイハイする、歩く、言葉を話す)の途上にあります。小児は大人を小さくした状態ではないという、有名な言葉があります。内科と同じ病名でも、その病気の様子、経過(予後)、治療が大きく異なります。また小児は年齢によって、発症する病気が違います。
先日、鼻と咳が出たので、耳鼻科を受診したと言われたお母さんが見えました。鼻がのどに下がって、咳が出ていると考えたとのことでした。患者さんはやや喘鳴(呼吸音がゼロゼロすること)があり、気管支炎と診断しました。鼻と痰は外見上よく似ていますが、出所はまったく異なります。鼻は鼻粘膜からの分泌物、痰は気管支からの分泌物です。痰が伴う咳は多くは気管支からの痰が原因で、鼻水ではありません。鼻水の治療は、喘鳴の軽減にはつながりません。
逆に、小児科を受診され、耳鼻科治療のほうがいいと判断すれば耳鼻科を紹介します。小児科は全身を診察し、この子が何科で治療するのがベストかを考えるのも大切な仕事です。

②小児科は子育ての援助も大きな分野です。 
赤ちゃんが生まれて、初めてお母さんになった方には、是非、0歳児のワクチン接種や、熱の出たとき、咳や鼻水、下痢、嘔吐など比較的多い症状に対する対処を知っていただきたいと思っています。小児科を何度も受診していただいて、覚えていただければと思います。病気でなくても、軽度の鼻水でも、受診してもらって、いろいろ質問してください。病気の治療ばかりが仕事ではないので、必要な知識は提供させていただきます。初めてのお母さんには、小児科は子育てについて、医療面での援助者と考えてもらっていいと思います。小児科医を上手に利用してください。

インフルエンザ予防接種のお知らせ

令和元年度のインフルエンザ予防接種の予約受付は終了いたしました。

咳について

インフルエンザの流行が、マスコミでも騒がれはじめ、西尾でも学級閉鎖があったようです。
今回は、咳について書きました。咳は風邪ばかりではなく、気管支の過敏性からくる咳も少なくありません。

咳と鼻が出ると、すべて風邪か?

小児科を受診される患者さんの訴えで一番多いのは”咳と鼻水”と思われます。
この多くは上気道炎(風邪)の診断になると思います。
風邪の原因はウイルスと細菌で、感染症と言います。多くは1週間で治まります。
一方で、風邪にしては、咳が長く、2週間も3週間も咳をしていると訴える患者さんも多く、風邪と診断される患者さんと同じくらい存在しているのではないかと考えています。

咳の長い患者さんの特徴はいくつかあります。
1)咳は痰がからんでいる。乾いた咳ではなく湿った咳。
2)夜間や朝起きたとき多く出る。
3)繰り返すので、お母さんはよく風邪をひく子と思って見える。
4)季節性がある。ときに年中の子もいますが、季節の変わり目、特に春、秋に多いようです。
5)家族に同じような咳の人がいる。家族歴と言います。ひどい時は気管支喘息であったり、日常生活には差し支えない程度ですが、何かと咳をする方がいる。

このような特徴を持った咳は、気管支炎と診断するべきと思っていますが、気管支炎は風邪より重症のイメージがあり、使いにくい面があります。
よく使われる言葉は”気管支が弱い、気管支が過敏””喘息傾向がある”時に”アレルギーの咳”などと表現されます。これらの言葉は、なじみが薄く、わかりにくい言葉です。

もう一度、まとめてみますと、体質的に、遺伝的に気管支の過敏性を持った子は気温の急な低下、雨が降る、台風が接近するなど気候の変化、またウイルス感染症で風をひいたなどが原因となって、気管支が過敏に反応して、痰が分泌されます。この痰を排出するために、咳が出ます。したがって咳は痰が伴います。
咳は痰を出す重要な作用をしてます。そのため治療は咳を止めるのではなく、気管支を広げて痰を出しやすくすることが中心になります。呼吸が苦しい時には、吸入(気管支を広げる薬)を使います。

咳の長い子の多くは年齢とともに気管支は強くなります。風邪ではないとお話しすると、心配されるお母さんが見えますが、経過は悪くないことが多いです。

咳が長がかったり、頻回に繰り返して、気になっている方は、診察時に”風邪ですか”とはっきり質問してください。
時間をとって、説明があると思います。

テレビや新聞で医療関係について話題になったこと

最近、テレビや新聞で医療関係について話題になったことを2-3書いてみます。

1)毎年医療費が1年間で1兆円前後、増えているようです。政府も危機感を持っているのか、高齢者の自己負担を増やしたり、全国の公的病院を400以上名指しで、”医療実績が少なく、医療財政を圧迫している”とし、再編・統合をするように促しています。病院が減少すれば、医療を受ける側は不便になりますが、ベッド数が減り、入院数は減少し、受診する患者さんも減少するため、医療費の上昇は抑えられることになります。近辺では碧南市民病院がリストに上がっています。西尾市民病院は免れました。経営的には同じように赤字で差はないと思われますが、病院の歴史で西尾市民病院が長い分、評価されたのかもしれません?

2)この話題も1部分では医療費の増加と関係しているかもしれませんが、抗生剤をウイルス感染症には使わないよう徹底する方向へ進んでいと感じています。風邪は多くの場合、ウイルス感染症です。私たち医療関係者は以前からウイルスに抗生剤は効果がないと知っていました。しかし、以前は、かなりの率で、抗生剤が処方されていました。最近は徐々に減少しています。数日前にテレビで見たデーターでは、県によって差はありましたが、いまだに30%ぐらいで、風邪と診断して抗生剤が使われていました。抗生剤多用により、耐性菌が増え、耐性菌と新しい抗生剤とのいたちごっこが続いています。適正な抗生剤の使用は、小児科医にとっては重要なことと思っています。ウイルス感染症に抗生剤を使わなければ、医療費の節約になります。

3)お肌の手入れ、保湿剤として今、ヒルドイド軟膏、ヒルドイドローション、プロペト(ワゼリン)などが人気がります。赤ちゃんの乳児湿疹、アトピー性皮膚炎などでは、ステロイドを使いながら、皮膚の壊れた防御機構を守るために保湿剤が推奨されています。しかし、1度に大量に処方する件数が増えると、医療費がかかり、一時、保険から外されるのではないかとの報道がありました。その後、私たちも少しづつ処方するように心がけています。

最近のクリニック”雑情報”

今回は資料なしで、思うまま最近のウイルス感染症について書きました。
独り言の雑情報です。読み飛ばしてください。

10月になり、気温の差は大きいのですが、暑さは遠のき気分のいい日がつづいています。従って、風邪から、熱が出て受診される患者さんは減少しています。
一方で、気管支が弱い、喘息傾向の子供たちは、しつこい痰を伴う咳が出て、夜間寝られない、時に呼吸が苦しいなどの症状の出やすい季節です。
今年の6月、7月は手足口病が流行しました。季節的には、例年通りの時期でした。しかし、今もちらほら手足口病の患者さんがいます。手足口病は、ヘルパンギーナと並んで、夏風邪の代表ですが10月になっても手足口病が見られます。ときに冬でも数は少ないですが、手足口病はあります。季節と感染症はかなり深く結びついています。例えばRSウイルス感染症は冬が中心でした。ロタウイルスも冬の2月ごろがピークと決まっていました。しかし最近はRSウイルス感染症は年中存在します。ロタウイルスも徐々に春の方へ、感染時期が移動していると言われています。
今年インフルエンザが、すでに一部地域では流行し、学級閉鎖があったと聞きます。もともとインフルエンザは熱の患者さんをすべて調べれば、夏でもあると言われていたので、驚くことはないのですが、9月の暑い時期に、学級閉鎖が起こるほど流行するのは珍しいことです。
2009年に新型インフルエンザが流行しましたが、これはインフルエンザウイルスそのものが新型で、抗体を持っていない人が多いため世界的に流行しました。
これらのウイルス流行状況の変化も、地球温暖化の一部かもしれません。 

ワクチンスケジュール、西尾市の各種ワクチンの接種率、インフルエンザワクチン、風疹対策について

今月はワクチンスケジュール、西尾市の各種ワクチンの接種率、インフルエンザワクチン、風疹対策について情報提供をします。

1)0歳児のワクチンスケジュールについては、ヒブ(インフルエンザ桿菌b型ワクチン)、肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチンなどの定期接種が始まって、6-7年になり、かなり接種時期、接種を受ける方法などは浸透してきていると思います。その後、B型肝炎ウイルスが定期接種に加わり、任意接種のロタウイルスワクチン、BCG(定期接種)を含めて6種類になりました。BCGを除いて、それぞれ3回接種が必要になります。非常に複雑です。赤ちゃんを出産されたお母さん方は、これらのワクチンが満2か月から始まりますので、それまでにクリニックでスケジュールの作成をされることをお勧めします。

2)9月になりました。インフルエンザの流行は例年12月ごろから始まります。多くの医療機関では、10月から12月までの3か月間、インフルエンザのワクチン接種が行われます。流行の状況により、1月、2月もワクチン接種が行われます。インフルエンザのワクチンは毎年不足気味です。希望の方は早めに予約されるといいと思います。

3)各種ワクチンの接種率が毎年、西尾市の保険事業として、報告されています。ワクチンにとって接種率は非常に大切です。接種率が悪いと流行を抑えることが出来ません。接種率が毎回低いワクチンは次のワクチンです。心当たりのある方は、医療機関に相談してください。忘れやすいワクチンは、ヒブ、肺炎球菌、4種混合ワクチンの追加接種。1回目(生後2か月)からやく1年後です。MR(麻疹・風疹)ワクチンの2期は年長の5-6歳で接種します。1期は1歳台で接種しますので、約4-5年後で忘れられてしまいます。次に日本脳炎ワクチンで、追加は4歳時、2期は9歳から13歳ごろになり、かなりの時間があきます。ジフテリア・破傷風(DT)は11歳ー13未満です。水痘の2回目接種は1回目から6か月後です。1回目から、2回目、3回目の接種間隔が長いと接種率が下がるけ傾向にあります。決められた接種回数を守って、免疫をしっかり維持してください。

4)風疹の流行が続いています。2013年風疹罹患者は14000以上でした。その後減少しましたが、2018年に3000人近くに上昇し、2019年今年も29週で2000人以上の患者さんが出ています。先天性風疹症候群の患者さんも出ています。この先天性風疹症候群の患者さんを出さないために、30代から50代の男性を対象に2019年から2021年の3年間、風疹抗体価の検査、抗体が低い時はワクチン接種を無料で行う事業が今進められています。該当する男性の皆さんは、ぜひ参加してください。

受診のタイミングについて

8月3日、子供たちは夏休みですが、猛暑の日々が続いています。熱中症には注意してください。

現在、感染症としては手足口病が流行っていますが、ピークは過ぎた印象です。愛知県感染症情報によりますと、ここ2週間は定点当たりの患者数は横ばいとなっています。減少はしてないですが、増加は止まったように見えます。

前回は解熱剤の事を書きましたが、今回は診察時に、お母さん方から”どのようなときに病院に来たらいいですか?” ”熱が何度になったら受診したほうがいいですか?”咳がどの程度ひどい時に来たらいいですか?”など受診のタイミングについての質問があります。この質問の裏側には、あまり軽い症状で受診するのは気が引けるという考えと、忙しい中、病院へ行くのも大変という気持ちの両方があると思われます。”どのような時に病院に来たらいいのか”ですが、お母さんが心配な時に受診してくださいが答えになります。お母さんの中でも、2人、3人の子育てを経験している方、初めての子育て中の方によって大きな差があります。何度も病院を受診しながら、経験を積んでいただければいいので、病院へ行こうと考える時期は、様々であるはずです。これでいいと思っています。熱の高さで受診の時期をこうしたほうがいいというのは難しいです。ときに40度以上の熱で受診されるお母さんは、熱が高いのが続くと、頭が悪くなるのではと心配されます。しかし、風邪で熱が40度を超えても脳には影響しないと言われています。今年の手足口病も含めて、夏風邪でしばしば40度を超える子がいますが、比較的全身状態は良く、熱は早いと1日、2日で下がります。熱は39度、40度と高いほうが38度台より重症だと思いますが、高いことより、4日、5日続くほうが心配ですとお母さん方に話しています。咳があり受診される方もそのタイミングは難しいですが、咳が単に風邪によるのか、体質的な気管支の過敏性から来ているのか。その他の感染症が原因なのかはっきりさせることは価値があることと思われます。呼吸が苦しそう。夜咳で寝られない。ゼロゼロしているときは早い受診がいいと思われます。

まとめてみますと、病院に受診するのは病院側が決めることではなく、患者さんの心配があるときに受診していただくこでいいと思います。遠慮なく受診してもらって、病気について少しづつ経験を積んでいただければ一番いいです。

解熱剤は使うべきか?使わないほうがいいのか?

今回は日常診療でよく出る上記の質問について、考えてみます。
熱が出て外来を受診されるお母さん方に、“熱下げ(解熱剤)出しますか?”と聞くと、“使ったほうがいいですか?”との返事が返ってきます。
解熱剤は使う人もいるし、使わないで頑張る人もあります。というとお母さんは困ったような表情になります。多くのお母さんたちは解熱剤を使うべきか、使わない方がいいのか迷って見えることが多いようです。
当然と思います。今、小児科医の中でも解熱剤は使うべきでないと考えている医師もいます。解熱剤を使うと、病気が治りにくい。熱性けいれんが起きやすい。熱は病気と闘っている証拠で、無理に下げるのは疑問がある。などいろいろの意見があり、いまだに、どちらが正しいか決着がついてないのが現状です。医師の中でも結論が出てない問題が患者さんの中で意見が分かれるのは当然かもしれません。
私自身はどちらでも対応しようと考えています。使いたくない方に強制はしませんし、使いたい方には解熱剤を出しています。しかし、解熱剤は上手に使えばいい薬と思っています。
解熱剤を出した時には、使うタイミング(熱が何度以上の時など)、使う目的、座薬の時は上手な挿入の仕方をお話しするようにしています。多くの風邪はウイルス感染症で、ウイルスに効果のある薬はありません。自分の力で頑張ることになります。水分摂取や食事などが、一時的にせよ熱が下がって、摂取できたり、食べられたりできれば、体力を維持するのによいことと思っています。使う目的と書きましたが、熱を下げても病気は治りませんが、熱で寝られない、熱が高くて飲めない、食べられない時に、解熱剤を使って、食べられたり水分摂取が出来ればいい事なので、上手に使えば価値のある薬と思っています。
お母さん方も解熱剤を使ってみたときと、使わないで頑張ったときの両方を試みて、自分で納得して、どちらかを選択してみてみるのも1つの方法かと思います。

米国の小児科学会が作成した一般向けのパンフレットを翻訳しました。

風邪に抗生剤(抗生物質)は危険です。

あなたのお子さんと抗生剤(抗菌薬):不必要な抗生剤(抗菌薬)は有害です。

抗生剤について
抗生剤は最も強力で大切なお薬です。適切に使われる時には命を救うこともありますが、不適切に使われるとあなたのお子さんにとって有害にもなります。抗生剤はウイルス感染症に使用されるべきではありません。

細菌とウイルス
2種類の病原体(細菌とウイルス)が、ほとんどの感染症の原因です。実際には、ウイルスがほとんどの咳や咽頭痛、そしてすべての感冒(かぜ)の原因です。細菌感染症は抗生剤で治療することが出来ますが、ウイルス感染症は決して抗生剤では治せません。ウイルス感染症のときは、あなたのお子さんは病気自身の経過をたどって自然に治っていきます。

耐性菌
多くの細菌に抗生剤が効きにくくなっています(耐性菌とよびます)。この耐性菌は通常の抗生剤で殺すことができません。
耐性菌に感染すると、入院して静脈注射が必要となったり、ときにはどんな治療でも治せなくなったりすることがあります。
抗生剤が使用されればされるほど、あなたのお子さんが耐性菌に感染する機会か増えることになります。どうやって細菌は耐性化するのでしょうか?抗生剤が使われると、抗生剤に効く菌(感受性菌)だけが殺されます。しかし、抗生剤が効かない耐性菌は生き残って増殖を続けます。抗生剤を繰り返し使用したり、不適切な使用を続けたりすると、耐性菌が増えることになります。これらの耐性菌は、家族や地域の人達にも拡がっていきます

抗生剤が必要な場合は、そして必要でない場合は?
この難しい質問に対して、あなたの主治医がきちんとした診断に基づいてお答えするでしょう。いくつかの例を示します。

中耳炎 いくつかの種類があり、抗生剤が必要な場合と、必要でない場合があります。
副鼻腔炎(蓄膿症:濃い緑色の鼻汁(青ばな)の子どものほとんどは、 副鼻腔炎ではありません。
抗生剤は発熱や痛みが続く一部の重症例にだけ必要になります。
気管支炎 小児の気管支炎に抗生剤が必要となることはほとんどありません
咽頭炎 ほとんどがウイルス感染症であり抗生剤は必要ありません溶連菌感染症による咽頭炎だけが抗生剤による治療が必要となります。この溶連菌の感染は簡単な検査で診断できます。
感冒(かぜ) 感冒はウイルス感染でおこり、ときには、2週間以上続くことがあります。抗生剤は感冒には効果がありません。
主治医は病気の経過中、快適に過ごせるように助言をしてくれるでしょう。

 

感染症は変化することがあります
ウイルス感染症のあとに細菌感染症が続発することもあります。しかし、抗生剤でウイルス感染症を治療しても細菌感染症を予防することはできません。むしろ、耐性菌による感染症を引き起こす危険性があります。もし、病気が悪くなったり長引いたりしているなら、主治医に説明をしてもらってください。

¨低身長の予約枠¨を設けました。

毎週月曜日・金曜日の16:30からです。要予約のためお電話か来院し、予約してください。

予防接種の予約について

毎週月曜日、火曜日、木曜日の午後のみWeb上にて閲覧、予防接種の予約が可能です。
ご予約は、予約サイトをご利用ください。
(注)日本脳炎をWeb予約する場合、1期初回の1回目と2回目を3~4週空けて予約してください。
(注)基本1回目、2回目の間隔は、1~4週ですが、当院では、3~4週とさせて頂いています。